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藍染め

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ぶろすオリジナル魚河岸シャツ

藍染めしてもらいました。





本藍染め

日本の伝統的な”灰汁発酵建て”による本藍で染められています。

その方法は、まず木灰に熱湯を加えて灰汁を取ります。

そこにすくも(藍の葉を刈り取り、約3ヶ月掛けて発酵させたもの)と石灰、液の発酵を促す為の糖分として日本酒とふすま(小麦の殻)を炊いたものを加えます。

それから温度が下がりすぎないように注意しながら、こまめに混ぜ2、3日すると”藍の花”といわれる泡が表面に現れます。

この泡が発酵してきた事の証しです。

さらにそこから2、3日掛けて灰汁を加えて嵩を上げ液の状態を見ながら10日ぐらい経ってはじめて染められるようになります。

このようにして発酵した藍は生きていて日々変化するので、必ず毎日掻き混ぜなければいけなかったり、無理して染めすぎると藍の状態が悪くなったり染まらなくなったりしてしまいます。

こういった手間と時間を惜しまずに、真摯に向き合わなければならない色だからこそ、濃淡それぞれの色に名前を付けて尊まれています。




この時代ほとんどが染料はケミカルだと思います。

ソレを否定はしませんが、こういった昔からの手法で手間と時間をかけた”藍染め”もまだ残っています。

何でもそうだとは思いますが、手間と時間をかけて出来上がったものには目には見えにくい独特な何かが感じられると思います。




その何かは重要ではないかもしれません。




ただ、やっぱり良いと思います。

by bros-om | 2011-01-22 10:52  

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